『アイシールド21』の主人公、小早川瀬那は「アイシールド21」として驚異的なスピードを誇るランニングバックです。彼の最大の武器はその走力ですが、現実の世界でこのスピードは実現可能なのでしょうか?
本記事では、瀬那の走力を現実のトップアスリートたちと比較しながら、その可能性について検証していきます。
1. 小早川瀬那の公式記録

作中では、瀬那の40ヤード走(約36.6m)の記録が 4.2秒 であるとされています。
40ヤード走とは?
- NFL(アメリカンフットボール)のスカウティングコンバイン(選手の能力測定会)で重要視される指標。
- 短距離スプリントの能力を測る。
瀬那の記録(作中設定)
距離 | 記録 |
---|---|
40ヤード(約36.6m) | 4.2秒 |
100m | 推定9.5秒前後(仮定計算) |
この数値はどれほどのものなのでしょうか?
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2. 現実のトップアスリートと比較
① NFL選手との比較(40ヤード走)
NFLのスカウティングコンバインにおける最速の40ヤード走記録は、
- ジョン・ロス(2017年):4.22秒(史上最速)
- タイリーク・ヒル(推定):4.29秒(NFL最速の選手の一人)
- ボー・ジャクソン(伝説的選手):4.13秒(非公式)
→ 瀬那の4.2秒は、ほぼNFLのトップレベルと同等かそれ以上の速さであることが分かる。
② 陸上選手との比較(100m走)
100m走の歴代世界記録を見ると、
- ウサイン・ボルト(2009年):9.58秒(世界記録)
- タイソン・ゲイ(2009年):9.69秒
- ヨハン・ブレイク(2012年):9.69秒
→ 瀬那の100m推定記録(9.5秒前後)を考えると、彼は世界記録保持者クラスのスプリンターに匹敵する速度を持つことになる。
③ アメリカンフットボール vs. 陸上競技の違い
アメリカンフットボールの40ヤード走は、
- スタートが立ちスタートではなく、反応スタートが不要(加速に有利)
- スパイクではなく、アメフトシューズを着用
一方で、100m走は、
- スタートブロックを使用(初速が速くなる)
- スピード維持が重要
そのため、瀬那のスピードが現実のどこに当てはまるかは微妙なラインですが、40ヤードに関してはトップNFL選手レベルであると考えられます。
3. 瀬那のスピードは現実に可能か?

結論として、
- 40ヤード走の記録(4.2秒)は、現実のNFLトップ選手とほぼ同等。
- 100m換算ではウサイン・ボルト級のスピードになるが、競技環境の違いを考慮すると、完全な比較は難しい。
- 理論上は可能だが、実際にNFLと陸上の両方で最速レベルの記録を出せる選手は過去に存在しないため、フィクション要素が強い。
とはいえ、『アイシールド21』はリアルなスポーツ漫画でありながら、誇張表現を用いることで**「スピードスター」としての瀬那の凄さ**を演出しているのは間違いありません。
瀬那の走力は、現実ではありえないレベルではなく、トップレベルのNFL選手なら実現可能なスピードだと言えます。
引用:アイシールド21 原作:稲垣理一郎・作画:村田雄介
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