『BLEACH』に登場する王属特務(通称:0番隊)は、護廷十三隊とは一線を画す存在であり、霊王宮を護る最強の死神たちです。彼らは尸魂界(ソウル・ソサエティ)の歴史において、何らかの重要な技術や要素を創り出した人物たちで構成され、その実力は護廷十三隊の全隊長を合わせても及ばないとされています。
しかし、千年血戦篇における戦闘描写では、その実力が十分に発揮される前に敗北する場面も見られたため、ファンの間では「本当に最強なのか?」と議論されることも少なくありません。
そこで今回は、0番隊のメンバーを強さ順にランキングし、それぞれの能力や特徴を詳しく解説していきます。
1位:兵主部 一兵衛(ひょうすべ いちべえ)

強さのポイント
- 0番隊の総隊長であり、実質的なリーダー。
- 「名前」に関する能力を持ち、相手の存在そのものを変えることができる。
- 卍解「一文字・裏返し(しらずのいちもんじ)」は、相手の「存在の概念」を書き換えるほどの圧倒的な力を持つ。
- 霊王とも深い関わりを持ち、尸魂界のあらゆる歴史を知る人物。
- ユーハバッハとの戦いでは善戦するも、「未来改変能力」によって敗北。
評価
0番隊の中でも圧倒的な実力を持ち、もしユーハバッハの能力がなければ、彼を倒せた可能性すらある。そのため、ランキング1位に相応しい存在。
2位:二枚屋 王悦(にまいや おうえつ)

強さのポイント
- 斬魄刀を創り出した死神。
- 単純な剣技では0番隊随一。
- 彼の創る斬魄刀は、死神の力の根源であり、護廷十三隊の全隊長が彼の影響を受けている。
- 「一刀繚乱(いっとうりょうらん)」という剣技を持ち、ユーハバッハの親衛隊(シュテルンリッター)を瞬殺。
- しかし、不意打ちを受けて敗北。
評価
剣術の腕前と斬魄刀に関する圧倒的な知識を持つが、作中での描写が少なく、実際の戦闘力がどこまで通用するかは不明。だが、0番隊の中では最強クラスであることは間違いない。
3位:麒麟寺 天示郎(きりんじ てんじろう)

強さのポイント
- 「温泉」の能力を持ち、霊圧の回復・治療に特化。
- かつては「瞬神」と呼ばれ、四楓院夜一よりも速いとされていた。
- 斬魄刀の能力は不明だが、戦闘においても高い実力を発揮。
- ユーハバッハの親衛隊と戦うも、敗北。
評価
回復能力が異常に高く、仲間のサポートに関しては最強。しかし、純粋な戦闘力では兵主部一兵衛や二枚屋王悦に及ばないため、3位とした。
4位:曳舟 桐生(ひきふね きりお)

強さのポイント
- 「食」に関する能力を持つ死神。
- 料理を通じて霊圧を高めることができ、霊圧の再生能力に秀でる。
- 0番隊加入前は、護廷十三隊の十二番隊隊長だった。
- 霊王宮における戦闘では目立った活躍がなかった。
評価
戦闘描写がほぼ皆無であり、サポート役としての活躍が主。しかし、彼女の「食」は尸魂界の死神たちを強化する重要な要素であり、0番隊としての存在意義は大きい。
5位:修多羅 千手丸(しゅたら せんじゅまる)

強さのポイント
- 霊王宮の織物技術を司る。
- 服に関する能力を持ち、戦闘時には「戦衣」を創り出す。
- 鍔迫り合いの戦闘ではなく、道具を用いた戦闘が主体。
- 戦闘能力は他の0番隊メンバーと比較すると低め。
評価
戦闘能力よりも職人的なスキルが重視されるキャラクターであり、戦闘ではほぼ活躍しなかったため最下位とした。ハッシュヴァルトの能力「世界調和」によって零番隊の勝利と滅却師側の敗北を反転させられなすすべなしでしたね。
まとめ:0番隊の強さランキング
順位 | 名前 | 特徴 | 強さの評価 |
---|---|---|---|
1位 | 兵主部 一兵衛 | 0番隊総隊長・名前を操る | 圧倒的な実力者 |
2位 | 二枚屋 王悦 | 斬魄刀の創造者・剣技最強 | 攻撃力トップクラス |
3位 | 麒麟寺 天示郎 | 瞬神・治癒能力者 | 戦闘力も高いがサポート寄り |
4位 | 曳舟 桐生 | 食を司る死神 | 霊圧強化能力に特化 |
5位 | 修多羅 千手丸 | 織物の死神 | 戦闘よりも支援向き |
総評:0番隊は本当に最強だったのか?
0番隊は「護廷十三隊を超える」と言われていましたが、千年血戦篇では期待に反してあまり活躍できずに敗北する場面が目立ちました。
- ユーハバッハの未来改変能力がチート級すぎた
- 奇襲を受け、個々の力を発揮できなかった
- 能力がサポート向きで、戦闘向きではなかった
そのため、「もしユーハバッハがいなかったら、0番隊は本当に最強だったのか?」という疑問が残ります。
しかし、個々の能力や設定を見る限り、やはり0番隊は尸魂界の歴史の中でも屈指の実力者たちであることは間違いありません。