『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、リゼロ)の世界には、七つの大罪を象徴する存在として「大罪司教」と呼ばれる強大な敵が登場する。その中の一人、「強欲の大罪司教」について詳しく解説する。

- 強欲の大罪司教とは?
強欲の大罪司教は、魔女教に属する司教の一人であり、「強欲」を象徴する存在である。大罪司教たちは、それぞれの大罪の概念を極端な形で体現しており、強欲の大罪司教もその名の通り、すべてを欲する貪欲な精神を持つ。
強欲の大罪司教の代表的な存在として レグルス・コルニアス が挙げられる。彼は「強欲」という概念を「何も奪われたくない」という極端な解釈で体現し、自身の能力によって無敵に近い存在となっている。

- レグルス・コルニアスの人物像
レグルス・コルニアスは、魔女教の強欲の大罪司教であり、非常に自己中心的かつ傲慢な性格を持つ。彼は常に自分が正しいと考え、他人の意見をまったく受け入れない。
また、彼は「家族」という概念を極端な形で解釈しており、多くの女性を妻として囲いながらも、その関係は一方的なものである。彼の「愛」は自己満足のためだけに存在し、妻たちは自由を奪われてしまう。
- レグルスの能力「獅子の心臓」
レグルスの持つ権能(特殊能力)は「獅子の心臓(ライオンハート)」と呼ばれる。この能力により、彼は時間を停止させた状態を維持し続けることができる。これによって、
物理攻撃の影響を一切受けない
呼吸や食事が不要になる
外部からの干渉を完全に遮断できる
など、無敵ともいえる状態を作り出している。しかし、この能力はレグルス自身の「時間」を止めるものであり、能力を解除しない限り攻撃することもできないという欠点がある。

- レグルスの悪行
レグルスは物語の中で数多くの非道な行為を行っている。代表的なものとして、
王選候補者のクルシュとフェリスを襲撃し、重傷を負わせる
スバルたちの前でエミリアを誘拐し、自分の妻にしようとする
無実の人々を大量に虐殺する
などが挙げられる。彼の行動はすべて「自分のため」に行われており、他者の苦しみを一切顧みない。
- レグルスの最期とその影響
レグルスは最終的にスバルとエミリアの連携によって倒される。エミリアの氷魔法によって時間停止の影響を無効化され、スバルの機転によって「心臓」の位置を特定され、敗北する。
彼の死後、魔女教の影響力は一時的に弱まるものの、他の大罪司教たちが依然として暗躍しており、完全な終結には至らない。しかし、強欲の大罪司教という存在は、リゼロの世界において極めて重要な役割を果たした。
以上、リゼロの「強欲の大罪司教」について詳しく解説した。彼の存在は、物語の中でスバルたちにとって大きな脅威となり、同時に彼らの成長を促す存在でもあった。
